循環器内科について

国立大学の独立行政法人化に伴い、これまで内科学第1、内科学第2、内科学第3の各講座にあった心臓血管病の診療チームが一つとなり、2004年に循環器内科の大学院講座(臓器発生制御医学講座)が開講されました。2012年に大学院改組に伴い、大学院講座から医学部講座へ移行となり、名称も医学部循環器内科学教室(内科学第5)に変更となりました。開講から8年目にやっと臨床医学教室としての体制が整いました。

使命

循環器内科のミッションは、「信大病院で国内最高レベルの循環器医療を提供していく」ことと、「優れた循環器内科医を多く育成し、長野県の循環器医療を充実させていく」ことです。信大病院においては、2005年に心臓血管外科と共に開設した「先端心臓血管病センター」、2008年に高度救命救急センター内に開設した「胸痛センター」、2011年に近未来医療推進センター内に2つの寄附講座を開設、そして2016年4月にリニューアルした「血管内治療学講座」および「不整脈治療学講座」が我々診療の拠点です。また、県内の循環器施設の大半が教室の関連病院であり、教室と関連病院が一体となって若手医師の育成にあたっています。

基本姿勢

一般内科医としての素養を身につけ、さらに循環器内科医としての専門性を兼ね備えた臨床医の育成を目指しています。また、若い人の能力や可能性をつぶすことなく、挑戦をサポートすることを教室の基本姿勢としています。循環器内科は急性期・慢性期医療、侵襲的〜非侵襲的医療と幅広い領域をカバーしており、必ず皆さんに適した分野があると思います。多くの若い諸君の参加をお待ちしています。