循環器内科研修プログラム

卒後研修終了後、基本的には入局した上で内科専攻医プログラム信大基本コースに入ります(別リンク参照)。内科専門医を取得後は大学病院あるいは一般病院で循環器一般研修を行い、プライマリケア・心不全・虚血・不整脈と幅広い知識を身に着けます。その時点で進みたいサブスペシャリティ(心不全・不整脈・虚血・基礎研究など)があれば、要望に応じて大学院入学を含め研修内容をアレンジすることも可能です。また、希望に応じて日本循環器学会総会や主要国際学会での発表が行えるよう、データ収集や統計解析のサポートも行います。最短で8年目に循環器専門医の取得が可能で、その後は個々人の希望で関連病院への派遣や国内外への留学を斡旋します。これらはあくまで一例であり、個人の希望に添った形で適宜調整をいたします。

1.

General cardiologist

一般循環器内科医として病院勤務や開業を目指すコース
一般循環器内科医として、病院勤務や開業を目指すコースです。循環器疾患のコンサルトに対応するなど、循環器全般を担当します。地域の病院のプライマリケアにおいて、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの多彩な基礎疾患に対する幅広い内科的知識を有する内科医へ、そして循環器全般の知識と経験を有する循環器専門医として活躍することができます。

2

Special cardiologist

特定領域を専門に地域の病院に必要とされる存在に
サブスペシャリティとして、冠動脈インターベンション、不整脈(カテーテルアブレーションやデバイス治療)、心エコー、心不全などの特定領域を専門とし、地域の基幹病院に必要とされる存在です。急性冠症候群など緊急性の高い疾患では、救急部門と連携して治療にあたります。専門性の高い領域の関連学会の専門医や指導医を目指し希望により国内外留学などの集中的なトレーニングも可能です。

3

Academic cardiologist

特定領域を専門に地域の病院に必要とされる存在に

大学で医学の研究とその指導を行い、循環器疾患の原因を探り、それを新しい治療に役立てる研究を行う、専門的な循環器内科医を目指します。

心血管疾患の動物モデルを用いて行う基礎研究や、心筋再生や血管新生に関する研究が展開しつつあり、国内外での学会発表や論文発表での活躍が期待されます。

図 循環器内科研修フローチャート