胸痛センター・地域連携

胸痛センターセンター長の桑原教授と副センター長の海老澤講師

胸痛センターは24時間体制で循環器内科医が対応

胸痛は救急医療でよく遭遇する主訴で、心筋梗塞、不安定狭心症、大動脈解離、肺塞栓など生命に直結する重篤な疾患も含まれ、早急な診断と治療の開始が要求されます。「胸痛センター」はこうした要求に応えるためのシステムです。
信大病院「胸痛センター」は高度救命救急センター内に設置され、胸部症状で来院した患者さん、紹介・搬送された患者さんを、24時間、軽症、重症の区別なく受け入れます。初療は循環器内科医が担当します。胸部症状を訴える患者さんは、心筋梗塞などの心疾患の場合もあれば、心因性のもの、神経痛、胃食道疾患など非心疾患の場合も少なくありません。原因が心疾患と判明した場合はそのまま循環器内科医チームが診療にあたり、非心疾患であった場合は救急医チームが診療を担当します。
「胸痛センター」は地域に開かれた信大病院として、心筋梗塞をはじめとする心疾患の救急医療に迅速に対応していきます。治療を終えた患者さんは、当科の地域連携パスにもとづき、最寄りの医院・クリニックにご紹介させていただきます。

虚血性心疾患の「地域連携パス」

信州大学循環器内科では、虚血性心疾患の地域連携クリティカルパスを作成し、地域の先生方とのスムーズな運用に努めています。 主な連携パスは、虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)の「薬剤溶出ステント(DES)」、「 ペアメタルステント(BMS)」、「 バルーン形成術(POBA)」の3種類となっており、現在、松本市・塩筑・安曇野市・大北の4医師会に所属される約120名に及ぶ開業医の先生方にご登録いただいております。 今後は定期的に勉強会を開催していくとともに、先生方からご意見を頂き、連携パスを通じて地域全体の虚血性心疾患診療のレベルアップに貢献できればと考えています。 何卒、ご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

急性心筋梗塞の冠動脈造影~緊急冠動脈形成術

図左:矢印部で冠動脈(左前下行枝)が閉塞している。

図中:薬剤溶出性ステント留置

図右:血流が再開し動脈末梢まで造影されている。

他病院先生―当科の連携連絡先

胸痛センターホットライン

電話 0263-37-2222(高度救命救急センター内)
(24時間、循環器内科医が対応します)